日本の宿を守る会について

日本の宿を守る会について

昭和45年頃から、明治、大正、昭和生まれの方がどっと旅行に出かけられまた。それまで働き通しで、新婚旅行も、家族旅行もできなかった時代背景の世代の人々の反動でもあるかのような流れでした。高度経済成長時代で、旅館はホテルと名を変え、増築を競い、収容人数を拡大することで旅行者の受け入れに対応していましたが、気がついてみると途方もなく大きな旅館になり、日本独自の旅館建築の伝統や、信条であるもてなしなどは置き去りになっていたのでした。

そして、旅行経験を重ねられたお客様から、部屋も料理もどこへ行っても同じだといわれるようになったのです。これではお客様の旅行にお応えする旅館の意義がない、何のための旅館業であるかと、心ある中まで苦しんでいた昭和57年に、朝日旅行会の創業社長であった岩木一二三氏の提案により「日本の宿を守る会」を発足させたのです。

木を基調とした旅館建築の伝統、品性やもてなしを信条とする日本の旅館文化を維持し、日本の宿の良さを互いに啓発、研究し合おうとする会です。

全てを具備した宿ばかりではありませんが、施設の整備、料理やもてなしの研究、従業員の教育にも精進し、お客様の旅目的が、私たち日本の宿を守る会の宿に泊まることにあると、泊まったことに意義があったと喜んでいただける宿になりたいと念願しております。

日本の宿を守る会について

第三条 この会の会員となるには次の条件を具備していなければなりません。

1.各部屋や館内のどこかに日本古来の木の文化を保持していること。
2.経営者が日本情緒の理解者であるとともに、そうした経営に徹した理念の持主であること。
3.接遇や料理の面においても、前項に合致した情緒と品性を持つものであること。

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